好かれる先輩より尊敬される先輩になろう -校長室より-

 25日(火)に行われた1年生を迎える会で、2年生から6年生の児童に、格好いいとか面白いといった「好かれる先輩」にはそこそこなれるが、「尊敬される先輩」にはなかなかなれない。尊敬される先輩を目指そう。」といった話をしました。日々の上級生・下級生としての関わりの中で、上級生が、表面的な魅力だけでなく内面からにじみ出る深い魅力を発揮し、それが下級生の琴線に触れ、「自分もあんな先輩になりたい。」となるような学校風土を創りたいと思ったからです。

 そんな矢先、昨日の交通安全教室でこんなことがありました。本校では、2校時から4校時までに二つの学年ずつで交通安全教室を実施するのですが、4校時の進行が遅れ、終了のチャイムが鳴っても、4年生が給食準備に向かえない状況になっていました。「間に合わないかな…。」と気を病んでいたところ、なんと、先に教室に戻っていた5年生と6年生の有志が、4年生分の給食の搬入や配膳を進めていてくれました。4年生の児童は無事に時間内に給食を済ますことができたのです。

 さすがです。
 間違いなく4年生の多くが「尊敬する先輩」を目の当たりにできた出来事でした。