ランドセルの重み -校長室より-

 昨日8日、ご来賓の皆様や保護者、上級生、職員の温かい拍手に迎えられ、35名の新入生が第50回目の入学式に臨みました。どの1年生も、小学校生活への期待に溢れた清々しい笑顔を見せてくれました。
 学校長式辞の一節をご紹介します。

 保護者の皆様、あらためて今日の晴れの日をお祝い申し上げます。お子さまが初めて、ランドセルを背負って登校する姿に喜びと同時に、これから始まる学校生活に対してご期待も大きいことと思います。
 ランドセルを見て思い起こすのは、三月の卒業間近、先日卒業した6年生の数名が、大きくなった体に、いかにも小さく見える擦り切れたランドセルを背負っていつものように下校していく姿でした。6年前の入学の時は、まだまだ小さな体で、ランドセルが歩いているように感じられた姿も、時の経過とともに体も大きくなり、たくさんの成長を果たして、最高学年ではランドセルも小さく見えるようになりました。6年間背負い続けたその中身には、たくさんの成長が詰め込まれております。今日から背負う1年生のランドセルの中身も、これから6カ年の間に次第に重くなってまいります。小学校6年間での子どもの学びと成長は、そうした重みにも示されております。