備えあれば憂いなし -校長室より-

 すでにお知らせしたとおり、地震と火災を想定した避難訓練を昨日実施しました。
 北海道地方で最大震度7を観測した「平成30年北海道胆振東部地震」が発生した直後のこともあり、子どもたちも様々な思いをもって訓練に臨みました。以下、訓練の最後に児童に話した内容の概要をご紹介します。

 とても素早い避難でした。報告が完了し、皆さんの無事が確認できるまでの時間は、2分38秒でした。整然と落ち着いて避難できていました。煙から身を守るため、ハンカチ等で口を押さえて逃げている子も多く、大変よかったです。
 避難訓練で大切なことは、まずは落ち着くことです。勝手に動いたり、大騒ぎしたりする人がいると、皆さんを安全に誘導するのが遅れてしまいます。例えば、深呼吸をしてみるのも、心を落ち着かせる工夫です。落ち着いて、周りの様子をよく見て、地震なのか、火事なのか、不審者なのか、何が起きているのかを考えましょう。放送をよく聞くことも大切です。そして、危険なところからなるべく遠くに逃げられるようしましょう。
 災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。だからこそ、皆さんには自分の命を自分で守ることができる子になってほしいと思います。自分の命を自分で守る第一歩は、「落ちついて、危険なところから遠ざかる」ことです。